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にんじん王国
16 章
その瞬間、お姫様は子猫の腕をひっぱって、椅子から飛び降りて、そして、魚をくわえたまま扉に向かって駆け出しました。
「私のマロンはずっと私といるの!」お姫様はそう叫んで部屋から消えてゆきました。
マロンとは彼女が子猫につけた名前でした。初めて会った時から、ずっと一番のお友達になっていました。
「カリナ!戻りなさい!」王様は怒って言いました。
しかしながら、マロンは、ずっとさびしい思いをしていた王女の初めてのお友達です。誰がそんな簡単にあきらめられるでしょうか?
3890 ひきの猫が「ミャー」ってないてます。