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にんじん王国
15 章
その日、ウサギと猫たちはパーティを開きました。
ウサギと猫たちは本当に仲のいい友達になっていたのでした。
ニンジンやお魚が大きなテーブルの上に置かれ、一人一人が素晴らしい時を一緒に過ごしました。
パーティが、そろそろ終わりに近づいて、ウサギと猫たちが、「にんじん耳」の歌を、肩を組んで一緒に歌っていた時に、
マジックキャットが口を開き、悲しそうにいいました。「明日、僕たちはここを去るよ。」
お姫様は、それを聞いてびっくりして、口を開きかけましたが、王様がそれをさえぎりました。
「僕はオサカナ王国出身なんだ。たくさんの魚がとれるといって有名な国だったよ。でも今は、十分に国民に食べさせてあげられるほどじゃないんだ。」
「僕はその国のリーダーとして、国民に一杯の魚を食べさせてあげられる方法を探して、ここに来たんだけど、こんな大きなトラブルはもうおこすわけにはいかないね。
ここを去り、別の方法を探すよ。」そういって、マジックキャットはワイングラスに入ったミルクを優雅にすすりました。
Meao ?3808 ひきの猫が「ミャー」ってないてます。